仙北 M様邸
化学物質のないものが大前提だった
―住み心地はどうですか。
奥さま:おかげさまで、なんとか症状も出ずにいますよ。私の場合、合板のものだと完璧に身体にうけつけないし、自然素材のものでも、物によってはダメなのよね。私の場合、稀なケースだから建材選びも大変でしたね。
―全ての自然素材が身体にあうとは限らないですしね。具材選びは大変でしたね。
奥さま:ええ。でもやっと見つけた私に合う無垢の木は、松の木だったんですよね。足ざわりもやわらかくて、すぐ裸足になりたくなるほど気持ち良いですよ。うちのチビ達も帰ってきたら裸足で走りまわってます。
―本当にMさんのところの床は柔らかくて気持ちいいですよね。
奥さま:そうなんです。でもやっぱり無垢だからね。曲がってきちゃうんですよね。
―そこが無垢の弱点でもありますね。反ってしまうんですよね。
奥さま:普段あまり床に使わないものらしいからしょうがないけどね。大工さん達も入れるのに苦労してましたからね。
―無垢は施工に気を使いますからね。
奥さま:でもそれを差し引いても、良かったなと思いますよ。なにせ私の身体に合ったものでしたからね。暖かさも違いますね。
壁材も自然素材にこだわった
―Mさんの場合、珪藻土も身体に合わなかったんですよね。
奥さま:そうなんですよね。珪藻土のなかに入っている何かの匂いが気になりましたね。そこで違う塗り壁にしてもらったんですけど、これは合いましたね。
―そのようですね。これも自然素材なんですけど、パーフェクトウォールという素材です。カビづらく湿気もある程度吸ってくれるものです。
奥さま:これは私に合ったんですよ。暖かく感じます。身体にやさしい気がしますね。
―やっぱり人それぞれ合う合わないはありますからね。
住んでみて気づいたこと理想と現実の違い
―すんでみて「ここをもっとこうすればよかった」というのはありますか。
奥さま:そうですね。動線が気に入っているから特にはないけど、しいて言えばテラスですかね。ちょっと狭く感じるんですよ。今まで広いのに慣れていたから、広くとればよかったな~と思いますね。
―なるほど。狭く感じたんですね。
奥さま:あとはお風呂の窓ですかね。大きいとやっぱり寒く感じちゃうものですね。もうすこし小さくすれば良かったなと思いますね。
―なるほど。今後の参考にさせていただきます。
大家族でも安心の給湯は満足です
奥さま:でも給湯と暖房は気に入っています。
―ウェルエコシステム(2013年4月販売終了)ですね。
奥さま:はい。うちでは8人家族ですから、お風呂のとき実感しますね。「あ~やばいかな」と思っても大丈夫でお湯が間に合ってます。
―それは良かったです。暖房のほうはいかがですか。
奥さま:ひやっとしないのは良いですね。まぁ、うちの場合は朝方なんかはもうちょっと暖かさがほしいからストーブ少し焚きますけどね。日中なんかは冬でも23℃ぐらいいくときあるぐらい暖かくなりますよ。その時はもう暖房切っちゃいますけどね。
―そうなんですね。逆に夏はいかがですか
奥さま:よっぽど暑いときはエアコン付けますけどね。基本的にはジメッとしないのがうれしいですね。ほとんどエアコンも動かしませんよ。チビ達は汗をかいて家に帰ってきますけどね。もう「お風呂入っちゃいな」ってさっさと入らせるんですよ。あとはもう湿気がないからムシムシしませんね。
―それは良かったです。最後にこれから建てる方たちへメッセージをお願いします。
これから建てる方達へ
奥さま:そうですね。何年までそこに住むかは、ある程度でも決めから建てたほうがいいと私は思います。家を建てるときはどうしても目先の住み心地だけを考えがちになると思うんですよ。やっぱり5年後10年後住むとき「はたしてこの設備はいるべかな?」「このスペースは必要だべか?」と吟味するべきだと思いますね。あと、奥様には特に、自分の身体のサイズを考えながらキッチンや物干しのところは設計を頼んだほうがいいと思いましたね。そのイメージというか、出来上がりのイメージの練習はしてたほうが良いと思いました。なので、建ててる最中も現場には足しげく通ったほうがいいと思いますよ。
―そうですね。ものが出来上がってきてはじめて掴めるイメージもあると思いますね。貴重なアドバイスありがとうございました。