紫波町 M様邸
家づくりのきっかけ
奥さま:前に住んでたところが家賃8万円だったんですよ。
ちょっと高めだったんですけど、
娘が「ここに住みたい!」と気に入ったみたいで。
ただやっぱり更新の次期がせまってきて、
また高い更新費用を取られるのが嫌だったんですね。
「それじゃー建てよう!」と。それがきっかけですね。
―なるほど。アパートの更新費は馬鹿にできないですもんね。
奥さま:そうですね。結局暮らしていくうえで、賃貸で家賃払い続けていくのか、自分の家を持って、家のローンを払い続けるかの二択なんだと思ったんですよ。そしたら自分の家を持ったほうがスペースも広いし、何より「自分のもの」っていうのがいいなぁと思ったんですね。
そうですね。確かにどちらかですね。
奥さま:はい。それで工務店は友達の宮子さん(斎藤)に頼みたいと思っていたので自然とあっとホームさんに決めました。
―そうなんですね。私達も斎藤に感謝ですね。(笑)
間取り決め
奥さま:ええ。それで私、これを言うとびっくりされるんですけど、家づくりを決断するずっと前から、自分なりに家の設計図を画いていたんですよ。間取り図とか。それこそ子供もまだ学生で、全然家なんか建てれる状況じゃない時からです。
―それがMさんのすごいところですよね。土地を見つけてから家の設計を考える人がほとんどなのに。
奥さま:マイホームはやっぱり憧れだったんですね。「いつか建てるぞ」って思ってずっと画いていました。「想いが強ければ現実になる」って本当だなと、今にして思えばそう思いますね。
―本当にそう思いますね。やっぱり気持ちが大切なんですね。
奥さま:はい。それで私は廊下のある家にこだわっていたんですけど、社長のお宅を見せてもらって「あっ。廊下なしのほうがいいじゃない!」と考えが変わりましたね。廊下のスペースがもったいないな。と思ったんですよ。
―そうでしたね。うちを見たとたんに、Mさんの考えがかわりましたよね。
奥さま:そうですね。今住んでみてもやっぱり廊下で仕切らなくて良かったなぁ。と思います。ゆったり感が違いますね。
―それとは逆に「ここはこうすれば良かった」っていうのはありますか?
奥さま:う~ん。あえて言えば玄関ですかね。最初は南側の予定だったんですよ。でも不便かなと思い、東向きにした訳ですが、二階の屋根から落ちてくる雪が邪魔になるんですね。もう少し吟味すればよかったなぁと思うところですね。
―なるほど。ありがとうございます。今後の参考にします。
―あと、Mさんが内壁の色を決める時、迷わずに「白!」と決められたのにびっくりしました。
奥さま:そうでしたね(笑)私は壁に飾りつけをするのが好きなんですね。クリスマスならクリスマスの飾りつけ、七夕なら七夕の飾りつけという具合で。そうすると白の壁は何でも映えるんですよ。
―そうですよね。今日はおひな様がかわいく飾られていますね。(取材日2月下旬)
奥さま:結構こういう小物を飾るのが好きなんですよ。
使って良かった、自然素材
―実際、住まわれていかがですか?
奥さま:本当に快適ですよ。いちばん入れて良かったなと思っているのが珪藻土の塗り壁ですね。
娘と息子の部屋には壁と天井に全面入れているんですけど、「気持ちいい」って娘もいつも言っていますよ。リビングにも入ってますが、私が「珪藻土すごいな」といちばん思う部分が「喉が渇かない」っていうところなんですね。
「これは除湿器も加湿器もいらないな」と。けっこう私すぐ喉が乾燥するんですね。冬はとくに。ファンヒーターのときはもう酷かったですね。それが珪藻土を入れたら全然乾燥しないんですよ。
私の友達で、乾燥に弱くて涙の量が極端に少ない症状の方がいるんですが、自宅で加湿器3台も使っているそうなんですね。うちに遊びにきたら、「全然苦しくない」って言うんですね。本当にびっくりです。
―それはすごいですね。「はいから小町」の調湿作用ですね。
ええ。あと、この前、珪藻土の壁に緑茶をこぼしてしまったんですね。拭いても緑色がとれなくて「あぁ!シミになる~!」と心配していたら、いつの間にかこぼした跡が無くなっていたんですよ。
確かにこぼした跡が全然見えなくなってますね。
奥さま:そうなんですよ。あと、私の寝室には珪藻土をやらなかったんですけど、部屋で寝ている時より、珪藻土の壁があるリビングで寝ている時のほうが、寝起きがすっきりして気持ちよく感じるんですよね。
イオンの効果とでもいうんですかね。それも珪藻土効果かなぁ。なんて思っています。だんぜん珪藻土の塗り壁はおすすめです。
―自然素材の良さですね。「なんだか気持ちいいな~」という感覚ですね。
奥さま:はい。やっぱり家って「あ~気持ちいい」って思える事が大事だと私は思うんですね。外から帰ってきて、家の気持ちよさでリセットできる。それが大切だと思います。
その土地その土地の会社を選ぶべき
奥さま:あと本当にいいな~と思えるところはなんといっても「あたたかい!」これにつきますね。畜熱暖房でいつも20℃に設定してるんですけど本当に「じわ~」ていう感じで。
20℃の設定になれると他の建物に入ったときに25℃もあったりすると逆に暑く感じる気がします。
―光熱費はどうですか?
奥さま:今年の冬は寒くて(2012年)この前3万円越えて「うわ~!」って思っていたんですね。でも娘が勤め先の課長にその話をしたら「そんなのでパニックになってるの?うちなんか4万超えたよ。」なんてことで「あ~うちは安いんだ」って思いました。「オール電化にしてよかったな~」って思っています。
―それは良かったですね。去年の震災の時はいかがでした?
奥さま:ヒビひとつ入りませんでしたよ。地盤改良して良かったと思っています。あの時二日ぐらい停電しましたけど、家の温度も下がらなくて不自由に感じませんでした。
―そうだったんですね。それは良かったです。あの時一番ヒヤヒヤしましたからね。
奥さま:私が家を建てて思ったのは、やっぱり東北なら東北の会社というようにその土地に根付いた工務店さんがやっぱり一番なのかなと思いました。暖房の計算っていうんですかね?そういうのが南側を拠点としている建設屋さんと違うのかな?という気がしますね。
冬の対策をしっかり考えてくれるところに頼むべきだと思いました。例えばあっとさんとか(笑)
―ありがとうございます(笑)。では最後に一言、これから建てる方にメッセージをお願いします。
これから建てる方達へ
奥さま:はい。そうですね~。「家だけはお金とイコールだ」という事ですかね。やっぱり安いものはそれなりだと思います。力が無くて安いのしか選べないなら別ですけど、体力があるならケチらずに良いものを選ぶべきだと思います。
刀等の鑑定師は弟子に自分の持っている一番良い刀で鑑定の練習をさせるそうです。そうすることで一流のいいものを見分けられる鑑定師に育つそうなんですね。ちょっと例え話が変かもしれないけど、これから育つ子供たちにもそういう良いものに触れて心を養う事にもつながるでしょうし、何より住んでいて劣化の仕方が違いますよ。
あとは快適な空間や住み心地は設備や機能だけではなく、住む自分達でつくるものだと私は思います。
家の掃除のしやすさには、私はかなり大きくウェイトをしめて考えましたね。
いくら性能の良い家でもホコリだらけだったら気持ちよく居られないですよね。ホコリを溜めないというのが大事ですから、お掃除しやすい間取りにすると良いと思います。
―ありがとうございました。