こんにちは昌博です。
盛南地区は今日は晴れ。今朝もかなり冷え込みましたね~。
「今家を建ててるんですが気密性能が心配です。
お願いしている工務店に気密測定をやってほしいとも言いづらく・・・
(高気密になるように)頑張りますとは言われてるますが不安です。
あっとホームさんで気密性能だけ測定してもらう事は可能ですか?
あと、もし気密が悪すぎたら保証とかないものですか?」
こんなご相談があったので回答しますね。
「気密測定」とはいわゆる「家のスキマがどのくらいあるか」のチェックテストなワケですが。
数値が低ければ低いほど「家のスキマがない」という事で
「省エネ住宅」という事になります。
結論から言いますと気密測定だけやれないことはないです。
ただ「気密が悪かったから作り直してくれ」は難しいと思います汗
なぜなら「気密性能の保証」というのは「基本的にない」からなんですが。
ここが気密性能に関心がない施工業者さんだった場合
なるべくウヤムヤにしたい部分でもあるのでなんとも難しいところですよね。
そして何より「家の気密性能」に関心がない施工業者さんが施工する場合はですね、
数値的にはほぼご期待に沿えない可能性が高いかなと思われます汗
と言いますのも。
「断熱性能」に関しては単純に「性能の良い断熱材」を使用すれば
良くしていく事は可能なんですけどもね。
こと「気密性能」に関しては「たまたま」とか
「偶然頑張ったから」良くなるものではないんですね。
高気密の施工は正しい知識とノウハウが必要です。
しかも施工業者さんの社長だけ知っていても良くなるワケではなく。
大工さん、電気屋さん、水道屋さん、各種設備屋さんに至るまで
気密性能に対する知識の共有が必要なんですね。
家づくりが難しいのは業者選びの際にいくら住宅見学をしても
そういう「施工ノウハウの差」まではわかりづらいからなんですよ。
なので家づくりで後悔しないためにも知識武装はやりすぎという事はないので
このメルマガでしっかりポイントを抑えておく事をおススメします。
今回のご相談者様は幸いまだ施工が始まったばかりとの事でしたのでですね、
すこしでも軌道修正が出来ればと思い以下のアドバイスをしました。
・なるべく気密性能の向上が見込める「発砲ウレタン断熱」に切り替えられる部位はないか施工業者さんと相談する
・電気業者さん、水道業者さんが入るタイミングを監督に確認し、
「気密性能を良くしたいので配線や水道栓で開けた穴の隙間処理をしてほしい」と依頼する
・大工さんに直接隙間が気になるポイントはウレタン処理をしてほしいと依頼する
・・・なかなか大変な作業なのでどこまで意向が伝わるかは心配ですが。
何か力になれる事があればいつでもまたご相談ください。