こんにちは昌博です。
盛南地区は今日はくもり。寒さはちょっと和らいだ感じですね~。
建築仲間でもけっこう話題になるのは
「グラスウールの誤解」の話なんですけどもね。
「グラスウール」というのは代表的な断熱材ですね。
主に壁の内側に使う断熱材です。
断熱力と価格のバランスがとても良いので
当社でも重宝している断熱材です。
ただこの「グラスウール」がですね~。
なんというか「ローコストっぽい」みたいな(笑)
「性能的に大丈夫なの?」というような
あらぬ誤解を受けるようですね~。
これはいろんな住宅会社が
「グラスウールを使う会社はローコストメーカーだ!」
「ローコストメーカーの家は腐る!」
みたいなですね(笑)
「グラスウールを使うと壁内結露が起きる!」とか
「グラスウールに水分が入って木が腐る!」とか、まあ・・・
いかんせんですね~
それこそかなり強烈な表現で(笑)
そういうだいぶ偏った情報発信が増えているのが原因かな?
というところなんですけども。
何にでもメリットデメリット、長所短所ってあるんでですね。
個人的には一概に「これがダメ!これなら良い!」みたいな
決めつけ論はあんまり良くないのかなと思うんですけどもね~。
正直グラスウールには罪はないワケですよ(笑)
問題は施工の仕方です。
「通気層」や「防湿層」をしっかり確保するのはもちろんですけどもね。
特に「ちゃんと断熱性能を出す」ためにはけっこうコツが要ります。
実際のところですね、
グラスウールは安いので当然ローコストメーカーでも
重宝される断熱材です。
ただ「潰れたらアウト」なのでですね、
施工はやっぱり難しいんですよ。
ちゃんと性能を出す事まで考えると
「上級者向け」の断熱材かもしれませんね。
でもただ「施工が難しいからちゃんと気をつけて施工してね」と言ってるだけで
大工さんの腕だけに任せるのも企業努力が問われますから(笑)
施工が少しでも楽になるようにですね、
グラスウールが潰れにくいように設計の段階で工夫してるんですよ。
ここの工夫が足りずにペシャンコに施工されたら
「やっぱりグラスウールだめじゃん~」
となります(笑)
いやはや・・・正直ですね、建築業界はいろんな情報や考え方があって
本当に正しく情報を拾っていくのはとっても大変だと思います。
大事なのは「どれも完璧はない」という事を
しっかりと認識しておく事だと思いますね。
何かをとれば何かが犠牲になります。
「メリットしかない」というのは
疑ってかかるべきかなと思いますよ。
デメリットを知った上での判断なら
絶対に納得感と満足度は高くなりますからね。
その情報収集のお手伝いならいくらでもしますので、
何でもご質問くださいね~。