こんにちは昌博です。
盛南地区は今日は晴れ。朝方はちょっと雪がチラついてましたね~。
「あっとホームさんで土地の分譲はやらないんですか?」
というご質問を頂いたことがあります。
「分譲」とは分譲地の事です。
いわゆる「一つの大きな土地を購入して
何分割かに分けて安く売る」というのが
分譲地の売り方のスタイルなんですけどもね。
大きなメリットとしては
「建築条件付きにしてしまえば
土地ごと家の注文をいただける」
という事でですね。
大手メーカーさんが
よく使う売り方のひとつです。
この売り方のデメリットとしては
「売れ残りが出ると赤字になりやすい」
という部分ですね。
区画が全部売れてしまえば黒字で終われますけども、
もし1区画でも残ってしまえばその分利益はパーです。
「普通に販売する」とですね。
ようするに「在庫リスク」が存在するんですよ。
なので分譲ビジネスはちょっと躊躇しちゃうんですね。
我々が注文住宅メインでお客さんから請け負ってから
家を建てるスタイルを選んでいるのは
「在庫を抱えたくないから」という理由も大きいです。
「在庫」というのは何の商売でも赤字の原因ですからね。
そこはシビアに考えております。
ではなぜ「在庫リスク」が高い分譲売りを
大手メーカーさんが好んで行うのか?といいますと。
それはですね、
「普通に売ってはいない」
からなんですね。
・・・ちょっと怒られそうな話題になってきました汗
先ほど「普通に販売する」と土地が売れ残ったら
赤字になってしまうリスクがあるとご説明しましたね。
ではどうすれば赤字を回避できるか?というと
「普通に売らない」のがポイントなんですよ。
(え?何ですか?詐欺ですか?)
なんて言われそうですが笑
詐欺という訳ではないです。
赤字にならないように、
その土地にこれから建てる「建物」で
しっかりと利益を回収するシステムを作ってるんですね。
いわゆる「建築条件付き」という手法でですね。
なのでよくある失敗談が
「〇〇ハウスさんの分譲地が800万ぐらいでお手頃だったので買ったんですよ。
でも建物が3000万ぐらいになっちゃって・・・汗
けっきょく諸経費込み込みで4000万超えちゃいました涙」
これは私どもにくる「ご相談あるある」なんですけどもね。
分譲地が安いので飛びついて買ってみたら建築条件付きだった
⇒選べる建物の価格が全部高くて結局トータル予算オーバー。。。
しかも値段に合ってる品質ならまだしも
「あちゃ~・・・」という家になるケースも多々あるので
本当に注意が必要ですよ。
今ですね、土地から購入を検討される方が陥っている失敗ケースで
一番多いのがこれです。
なぜか安い建築条件付きの分譲地ほど
建物の価格交渉ができないように
建てる家の値段の選択肢が狭く設定されてるんですね。
このような分譲地を他社で買われた状態で
「なんとかなりませんか?」とご相談にいらっしゃっても
「すいません・・なんともなりませんね~汗」としか言えないんですよ汗
なぜならもう「建築条件付き」というのをご承知で
そのメーカーさんと契約してるワケですからね。
くつがえすには契約破棄しか方法はないですよね。
なので「そういう状況に陥る前に」
よくよくご検討する事をおススメしてます。
「上手い話には絶対に裏がある」
これはなんでもそうですよね。
立地条件が良い土地が
何の理由もなく安いワケないです。
自分の身を守るには知識をつけて
賢くなるのが一番の近道ですから。
家の購入は買い替えが効かないので
そこはじっくりご検討しましょうね。