こんにちは昌博です。
盛南地区は今日は曇り。そろそろタイヤ交換しなきゃですね~。
「リビング階段にすると家の性能も落ちるんですか?」という質問を
いつぞやか受けたんですけども。
ここは案外そういう誤解を受けてる方も多いのかな?と思いまして。
結論から言うと「リビング階段にすることで
家そのものの性能が変わる」という事はないんですね。
リビング階段は間取りの考え方と同じなので、
家の性能自体にはそもそも関係はないんですよね。
おそらくですね~、こういう質問が来たということは、
どこかで「リビング階段にすると寒くなる」的な説明を受けたか、
そういう情報をネット等で見たからかな?と思うんですが。
「リビング階段にすると上(2階)から冷気の吹き降ろしを感じるので、
リビング階段は寒い」
一昔前はこれは住宅の定説でして。
基本的には、暖めた空気は上昇し、一方冷たい空気は降りてくるので、
「いくら一階を暖めてもちっともあったかくならない・・・
しかも上から冷気がくる」
と、こんな現象から「リビング階段=寒い」という図式が出来上がりました。
ただ、今の時代これはですね、
「家のつくり方」が大きく影響するお話なんですね。
⇒https://www.atto-home.jp/5minutes
断熱性能と気密性能が低い家を建てると、
やはりリビング階段からの冷気の吹き降ろしは否めません。
よくローコスト系のハウスメーカーさんが、
「リビング階段はオススメしません。
どうしてもやるなら階段にカーテンかのれんか付けたほうがいいです。」
と説明をされるそうですが、これはある意味良心的だと思いますよ。
家の性能を吟味することは、単純な「あったかさ」のみならず、
間取り等の実際の暮らしやすさ、
いわゆる「住み心地」に影響してくるお話なんですよね。
いずれにせよ、家の作り方によってリビング階段をして良いケース・悪いケースが
発生しますので、あとで後悔することがないように考えておかないといけない部分です。