こんにちは昌博です。
盛南地区は今日はくもり。ちょっとずつ涼しくなってきましたね~。
「只今家を建てようと家族で検討中です。
そこであっとホームさんのホームページにたどり着いたのですが、
家と土地の価格のバランスが難しいなと感じています。
予算を考えると土地にあまり費用を避けないのかなと思うのですが、
希望のエリアではなかなかいい土地が見つかりません。
土地に予算をかけすぎるのは良くないのでしょうか。」
こんなご相談がありましたので回答しますね。
土地探しから家づくりを検討した場合みなさんここで悩むのかなと思いますね。
たとえば家づくりの予算を3000万円と考えた場合、
土地に1000万円、建物2000万円みたいな。
ざっくりと費用割合を考えて、
そこから条件に合う土地や住宅会社を選ぶのがセオリーですよね。
正直土地の価格の割合を抑えるに越したことはないです。
ただですね、こういう考え方だとなかなか予算内に収まるケースは少ないんですよ汗
なぜなら「建物の希望」を度外視して予算計画をしているからです。
2000万円で収まる住宅となるとけっこう間取り制限や
建物の断熱仕様、グレードで妥協しなければいけないポイントが多々出てきます。
そして実際に建てた後に
(思ったよりも光熱費がかかるな~)とか
(なんか結露が凄いんだけど・・・)みたいな汗
思ってもない後悔が後々出てくるんですね。
これは私の友人の話ですが、
「月々の支払が7万円台で済む」というのに惹かれて
家を建てたそうで。
いざ建てたらすぐ空調設備が動かなかくなったり
光熱費が平気で10万円台になったりと・・・
なんか「えぇ~!」みたいな話で愚痴を延々と聞かされたんですよね~・・・
まあ建てる前になぜ相談しないのかという感じでしたが
余談は置いておいて(笑)
ではどういう考え方でいけば失敗は少ないのか?といいますと。
「トータルの総支払額」をざっくりでもいいので把握しておく、という事です。
どうしても家づくりを検討する際に「家と土地の価格」だけを検討してしまうと思うんですね。
ただその考え方ですとトータルの総支払額まで目が行かないんです。
例えば私の友人のケースですと月々7万円でローンは抑えたものの
光熱費が10万以上かかってるのでトータルでは17万円の支出になってるワケです。
毎月ではないにしろこういう支出が積み重なると、
建物を安く抑えたつもりが逆に「高くついてしまう」という事です。
かりに30年ローンを支払い続けていった場合、
光熱費のピーク時の12月、1月、2月の3か月10万円以上の支出があったと計算すると・・・
30年×3か月×10万円=900万円です(!)
この額を最初から家づくりに回せれば・・・とは思いますが
その予測はなかなか難しいですよね。
ただこの「トータル総支払額」を意識して考えていくと
「妥当な予算は本当に3000万円なのか?」とか違った角度で検討の幅が広がるのでですね。
賢く家づくりをするのであればそういった見極めは必要かなと。
一番は気になる会社があればそこで建てたお客さん、
いわゆるOBさんに「光熱費どんな感じですか?」と聞ければベストですけどもね。
まあまずは予算〇〇万円は本当に妥当な額なのか?
そこから見直ししながら検討いただければと思いますね。