トリプルサッシを採用したのに家が寒い・・・？

こんにちは昌博です。

 

盛南地区は今日は雨。ジメジメしてますね～。

 

「御社のホームページをいつも楽しく拝見させていただいております。

実は3年前に家を建てまして、我が家の光熱費がけっこう高くつくので

家の性能が気になり今更ながらいろいろ勉強しているところです。」

 

「我が家はトリプルサッシ標準仕様との事で安心して建てたのですが、

なぜか寒いです。なぜなんでしょう？

今から何か対策など可能でしょうか？」

こんなご相談があったのでお答えしますね。

 

トリプルサッシを標準仕様でも寒くなってしまう原因は

そもそも「①窓が大きすぎる」か、それとも「②壁・基礎の断熱性能が低い」か、

もしくは「③気密性能が良くない」かのどれかだと考えられます。

 

まず①の「窓が大きすぎる」ですが、

いくらトリプルサッシが断熱性能に優れているといえども

やはり「窓は窓」なんですよね。

 

どう頑張っても壁の断熱力には勝てません。

・・・まあそれはそうですよね、厚みが全然違いますから汗

 

窓の厚みはトリプルだと大体4㎝いかないくらいでしょうか。

それに比べて普通にグラスウールを入れた壁厚は10㎝ですからね。

 

そこに外断熱を貼り付けたら＋で3㎝～5㎝ですから

やっぱり4㎝の窓と比べたら全然違ってくるワケです。

 

厚み4㎝のガラスを床から天井の高さいっぱいにまで付けられたら・・・やっぱり寒いですよ汗

 

次に②の「壁・基礎の断熱性能が低い」という部分ですが、

やっぱり壁にどんな断熱材をどれくらい入れているかで

家のトータル性能は大きく変わってきますし、

基礎の断熱をどれほど出来ているかで床からの冷えが違います。

⇒あったかい家の要

 

これは家全体の保温力に関係してくるので

よくよくチェックが大事な部分ですね。

 

最後の③「気密性能が良くない」ですが、

ほとんどの原因はこれかなと思いますね。

 

隙間が多い家は単純に熱が逃げます。

 

（家に隙間なんてないでしょう？）なんて思われるかもしれませんが。

 

そもそも普通に家を建てたらあっという間に隙間だらけになります汗

⇒気密は命。

 

これが目に見えたらすぐ文句を言えますけどもね。

パッと見た時に「目に見えない」から厄介なんですよね汗

 

逆に言うとそれだけ「目に見えない」隙間を無くすのは

目に見えないワケですから大変なんですよ汗

 

とても手間がかかるので大手メーカーさんは嫌がるんですよね。

 

ですので各メーカーさんサッシや断熱の話はしますけども

気密性能の話はサラっと流す傾向がありますね。

 

やっぱり家の気密をクローズアップしすぎると

手間が増えるからなんでしょうが汗

 

 

と、まあこのようにですね。

 

家が寒くなる原因はいろいろあるんですよ汗

 

結局「どこか一部が優れていれば良いというワケではない」という事です。

 

トータルバランスがとても大事なんですよね。

 

例えば今回のご相談者様のように「窓がトリプルだから安心」と思って

他の部分はあまり気にせずに建てられる方はけっこう多いんじゃないかなと思いますね。

 

まあ住宅営業マンさんも

「〇〇さんの家はトリプルサッシ標準仕様だからあったかいですよ！」

と言ってくるでしょうし汗

 

という事でこれから取れる対策としては、

まずは窓につけるカーテンですね。

 

断熱に優れたカーテンがあるはずなので

ひとまず導入をご検討されてはいかがでしょうか。

 

どうしても劇的に光熱費を抑えるとなると大規模なテコ入れが必要になると思います。

 

築3年だとしたらなかなかリフォームする気にもなれないですよね汗

 

なので基本は使う部屋だけの暖房にしながら

大元の「ライフプランニングの見直し」をされて

他の部分で家計改善を目指される事をお勧めしますね。

 

ライフプランニングに関しては気になったらいつでもご相談くださいませ。

 

これから建てる方はやはり後悔しないために

「家づくりの勉強」はされた方が絶対に良いので

まずはこれで情報収集してみてください。

⇒一生快適に暮らせる寒くない家を建てたいけど

どこに頼んでいいのか分からずに悩んでいる方へ