こんにちは昌博です。
盛南地区は今日は晴れ。気持ちのいい朝ですね~。
せっかく住宅ローンを長い事組んで家を買ったのに
支払いが終わる30年、35年ごろに建て壊す方が非常に多いのが我が国の現状です。
実際に当社でも「定年退職を機に退職金で家を建て替えたい」とか
新しい築年数でも不満が溜まって建て壊したいという相談は後を絶ちません。
これはなぜか?といいますと。
そうですね。「住み心地が悪いから」なんですよね汗
どのように住み心地が悪いかといいますとですね、
間取りの使い勝手の問題や水回りの劣化などいろいろありますけども
いちばん大きいのは「家が寒い」というのが深刻な要因となっているようです。
「なぜか日本は文化水準がめちゃめちゃ高いのに家が寒い」
海外から移住してきた人達がまずカルチャーショックを受けるポイントでもあったりします。
なぜこんな国になってしまったのかといいますと・・・
「居ない部屋まで暖房するのはもったいない」といういわゆる
「節約」を美徳としている国民性にあるのかなと。
徒然草の吉田兼好さんも「家は夏を旨とすべし」なんて言葉を残していまして
「冬はたくさん着れば我慢できるけどお暑いのは我慢できないから風通しの良い家にしましょう」
という意味合いなんですけどもね。
たくさん着込んでも寒さは我慢できません!
というか我慢するものじゃないんですよ汗
でもこの考え方は日本人ならポピュラーなんですよね。
ただですね、やっと日本でも断熱・気密の意識が上がってきて
世界の省エネ基準に匹敵する建物も建てれる時代になってきました。
それでも欧米の先進国に比べればまだまだ基準が緩いので
35年そこらで建て替えたくなる家はこれからも建ち続ける事でしょう。
100年住宅かローン完済と共に壊したくなる家になるか・・・
まだまだ日本の住宅事情は混沌としていますのでですね汗
満足のいく家づくりをするには
やっぱり情報収集は欠かせないかなというところですね。