こんにちは昌博です。
盛南地区は今日は雨。ちょっと肌寒い感じですが春が着々と近づいていますね。
「今住んでいる家をなんとかしたいのですが築年数があまりにも古すぎるので
解体して建て替えするしか方法はないでしょうか?」
というご質問があったので回答しますね。
ひとまず今の建物の状況を見せてほしいなというところです。
今まで築60年とか築80年とかいろんな物件を断熱リフォームさせていただきましたが
今までの経験上ですね、在来工法で建てられた建物でさえあれば
もうどんなに古くてもいけちゃうなと(笑)
当然水回りやら土台やら、腐敗しているポイントは所々あるものの
いかんせん「柱」ですね。
主要な柱は腐らずにしっかりしているケースが非常に多いんですね。
よく昔から「在来工法は100年保つ」なんて言われますが。
やっぱり柱と梁で組んでいくシンプルなつくりは
余計な接着剤など使わないので長持ちするのかなと。
中には「うちは増築をやりすぎてるからやっぱり壊すしかないかも・・・」と
心配されるお客様もいらっしゃいますが。
劣化が激しい部分は当然交換するのでまったく問題はないかなと。
むしろ「2×4工法(ツーバイフォー)の建物を断熱リフォームしたい」と
言われたときにけっこう吟味が必要になってきます。
なぜかと言いますと室内の壁自体が構造上「耐力壁」になっているケースが
ほとんどなのでですね、下手に壁を抜くと「建物が自立できないリスク」があるんですね。
ここを考えながら間取り変更、改築はけっこう骨が折れる作業でして汗
シンプルにいかない分ですね、
結果的にコストパフォーマンスが悪くなってしまう可能性もあります。
もしかりに「断熱リフォーム」が可能になれば、
・解体費坪35000円(2022年3月現在)×母屋の坪数、
・地盤調査・改良費用3万~100万
・各種申請代、登記も含めれば30万~40万・・・etc
新築を建てるにあたりかかってくる諸費用およそ
200万~300万の経費を抑える事ができます。
なのでですね、もし築年数がいくら古くても「在来工法」で建てられた建物でしたら
「断熱リフォーム」という選択肢も十分ありかなと思いますよ~。