こんにちは昌博です。
盛南地区は今日は晴れ。昨日の嵐から一転、今日はちょっと涼しいですね。
「高気密の住宅にすると増改築は難しいんですよね?」
というご質問があったのでお答えしますね。
このご質問はけっこう鋭くて
かなり勉強されてらっしゃるな~と感じました。
正直「普通に」高気密住宅を建てると大抵のケースは
増改築が難しい建物になるかもしれません。
これはなぜか?といいますと。
岩手県にあるハウスメーカー、まあ工務店も含めてですが、
「高気密住宅をウリにしている会社さん」は
「大抵2×4(ツーバイフォー)工法を主軸としているから」なんですね。
2×4工法とは「壁面パネルで組み立てていく工法」でして、
隙間が発生しづらいんです。
要するに「高気密住宅を作りやすい」んですね。
ただその代り、といいますか
デメリットとしては「構造の自由度がない」んです。
壁面で組んでいくのでですね、
1階、2階の上下の壁は合わせる必要があります。
もし仮に増改築を行うとなると
この壁面パネルを崩す事になるのでですね~。
「建物自体のバランスが崩れてしまうので不可」と
なってしまうケースが多いんですね。
なのでですね、2×4工法を選択されたのであれば
「まず増改築はできない」と考えていた方が無難です。
「私はもう一生この家をいじりません」という方は
全然ありな選択だとは思いますけどね。
ただま~・・・人生長いですから(笑)
やっぱり増改築できるようにしておいたほうが
いいんじゃないかな~と。
個人的には思いますけどもね。
我々が高気密にするのが難しい「軸組工法」にこだわるのは
やっぱり「どうとでもいじれる」ようにしておいた方が
お客さんのためかな~と思う部分も大きいです。
軸組工法は増改築なんて自由自在ですから(笑)
建てた後も選択肢を多く残しておけたほうが
後々楽だと思うんですよね。
ただ一番の失敗は「そういう部分を知らずに」
選択してしまう事ですからね。
後で「こんなはずじゃなかった!」とならないようにですね、
やっぱり情報収集はしっかりやっていきましょうね。