こんにちは昌博です。
盛南地区は今日は晴れ。久々の良い天気ですね~。
「地盤の強い・弱いは見分け方ありますか?」
というご質問があったのでお答えしますね。
よく盛岡近郊だと青山町やみたけ・月が丘付近などは
「地盤改良必須エリア」なんて言われたりしますが、
これは岩手山の火山灰で地層が形成されてるからなんですよね。
地盤には沖積層・洪積層ってありますけども
上に積み重なっているのが「沖積層」なんですね。
その「沖積層」がどんな形状かで地盤の良し悪しは大体決まってきます。
山岳地帯は比較的地盤が強い傾向があるので、
雫石や渋民、西根とか、山に近いほど強めのようですが
やっぱりザックリとした話しかできないのでですね~。
「およその見当はつける事はできますが
正確な判断は地盤調査してみないとわかりません」
というのが正直なところです。
しかしながら最近この手の質問は
とても増えてまいりましたね。
これはなぜか?といいますとですね、
2000年に法改正がありまして
「新築計画時には地盤調査が必須」に
なったからなんですね。
この調査の結果「地盤が弱い」と判断されたら
「地盤改良工事」をしなければなりません。
地盤改良費はけっこう無視できない金額でして、
80万~100万ぐらいが相場です。
もし購入した土地が地盤が弱かった場合、
自動的にこの「地盤改良費」が乗っかってくるんですよ汗
これはなるべく避けたい・・・という事で
みなさん地盤にはシビアになるのですが、
これはもうですね、「割り切る」しかないのかなと。
最初に既に「+100万」で予算計画しておいた方が
気持ち的に楽です。
といいますのも。
先日もですね、
「周りの地質は地盤が良い」と言われていたので
おそらく「地盤改良しなくても大丈夫」と思われていた土地を地盤調査してみたら・・・
まさかの「地盤改良必須」の判定だったんですね(涙)
あ~・・・やっぱり「地盤改良費はかかるもの」と思って
資金計画しておいた方が無難ですねと。
もし最初から100万円多く計算しておいて
「地盤調査しなくてOK」となったら
その予算はまるまる浮きますからね。
その方が嬉しいですよね。
なのでここは「地盤大丈夫かどうか?」は
あくまでざっくりとだけ考えておいて、
無理のない予算組みを考える方に時間を使っていきましょう~。