こんにちは昌博です。
盛南地区は今日は晴れ。今日は寒くなるらしいですが今のところ大丈夫そうですね~。
・・・と思ったら記事を書いていたら吹雪いてきました汗
よくあるご質問に
「どの暖房器が一番快適なんですか?」
というのがけっこうあるんですよ。
やっぱり暖房器具重視で考える方は
まだまだ多いのかな~と思いますね。
正直ですね、暖房器重視で家の検討を行うと
失敗が起きやすいので注意しましょうね。
それはなぜかといいますと。
「暖房器の性能に家の性能が見合っていない」
という失敗が起こりやすいからなんですね。
「あったかい=快適な家」という事で
「あったかい家=良い暖房器を使う」という発想に
いきがちなんですけども。
実際のところ「快適な暖房器」ほど
出力が弱かったりします。
快適な暖房の最高峰として
パネルヒーターやセントラルヒーティングとか、
床暖房もそうなんですけども
いわゆる「輻射式暖房器」というのがあります。
それらの弱点としては
「高温にすると電気代が大変なことになる」
という問題があるんですよね。
前にも「ちょっと気の毒だな~」と思ったのが
お引渡ししたお施主さんの斜め向かいのお宅が
同じ暖房システムだったそうで。
その暖房システムは
「パネルヒーター」だったんですけどもね。
その斜め向かいのお宅の旦那さんが
「お宅も光熱費高いでしょ~」と。
世間話で光熱費の話題になったそうです。
「暖房フルで運転したら請求が
7万とか8万とか来るもんだからケチって使ってるんだども」
とまあ~ざっくばらんに教えてくれたそうです(笑)
「・・・とてもじゃないけど気の毒で
うちの光熱費言えなかったわよ~」
とお施主様(汗)
実際のところフルで全館暖房しても
2月のピーク時でも2万弱ぐらいの光熱費だったらしく。
気の毒でその話は言えなかったそうです汗
ほぼ同じ時期に建てて同じ暖房器を使ってるのに
そんなに差が出るから驚きですけども。
やっぱり根本の原因は「家の性能」かなと
感じる事例でしたね~。
本当にここは紙一重です。
もし斜め向かいの旦那さんが家の性能に関心があって、
気密性能の事を勉強していたら結果は違ったと思いますね。
いやはや・・・家づくりの情報格差は
ちょっとは改善されてきたかな~とは思いますけどもね。
まだまだ家の性能に関しては岩手も
過渡期な状況が続きそうなので。
今のうちにしっかりと勉強して失敗しない家づくりをしましょう~。