こんにちは昌博です。
盛南地区は今日は晴れ。今朝は寒かったですね~。
うちはZEHビルダーなので
「ZEHの家を建ててほしい」と頼まれたら
そのように建てます。
ただですね~。
こんな事を喋れば身もフタもないのですが。
どうも「ZEHの基準がお客様のためになってるのか?」
というとけっこう疑問がありまして。
施工費ばかりが「かさ増し」される要因に
なってしまっていないかと。
そんな事を考えるワケです。
・・・この話怒られるかな~?
大丈夫かな(笑)
まあそんなに業界の人が見てるワケでもないと思うので(笑)
おそらく国のZEH基準のルールを考えた人は
コスパの概念が無いんですよ。
・・・怒られるなこれは(笑)
いやはや。
そもそもですがZEH住宅とは
「ネットゼロエネルギー住宅」の略称でして。
これから建てる住宅の光熱費
(照明だったり暖房費・給湯の費用・・・etc)を
最初に算出してですね、
それを自然エネルギー(太陽光発電)で相殺して
計算上ゼロにしましょう、という住宅です。
この「エネルギー算出」のルールが厄介でして。
「家の仕切りが少ないとたくさんエネルギーを使う住宅と認定される」
というルールがあります。
例えば・・・
仕切りのない広いLDKを作った場合
キッチン・居間・リビングにドアを設置しないと
「消費エネルギーが多い住宅」と認定されます。
えぇ・・・?って感じですよね。
他にも「階段を登って二階は多目的ホール」という間取りを作った場合。
これは「階段にドアをつけないとエネルギーをたくさん使う間取り」と
認定されちゃうんですよ。
う~ん。
ようするにZEH基準で家を建てると
「建具ドアが必要以上に増える」という事ですね。
そうしないと「消費エネルギーが大きい家」と認定されて
相殺するための太陽光発電の容量が増えていく訳です。
・・・国はそんなに太陽光発電売りたいんですかね~。。
あ、毒づいてすいません汗
正直ZEHが普及しずらいのは
こういう変なルールによるところも大きいと思います。
じっさいは外皮(躯体の断熱)と気密性能を
しっかりと吟味しておけばそれだけで省エネ住宅はつくれます。
そして仕切りが極力ないほうが
室内の温度差も生まれづらいので
結露問題も解消されるんですけどもね。
今はお施主さんも勉強して家を建てる時代ですからですね。
国のZEH基準もちゃんと「お施主様のためになる」
基準にしておかないと勧めづらいですよ正直。
もう少し制度を整えてほしいなと思う今日このごろです。