こんにちは昌博です。
盛南地区は今日は雨。気温はあったかく感じますね~。
「図面を設計士にかいてもらって、
それをベースでお願いしたいんですけども可能でしょうか?」
と、こんなご質問をうけまして。
「全然OKですよ~」という感じです。
ぶっちゃけ違う会社さんの間取り写真とか
イメージ図とか持ってきてもらっても全然OKですよ~。
家の図面には著作権はないですから(笑)
・・・と、こんな事をいうと怒られそうですけどもね(笑)
デザインはそのぐらい自由自在なんです。
ただですね、気をつけていただきたいのは
「コストパフォーマンス面の問題」です。
例えば「こんなイメージにしたい」という事でザックリとした
イメージ写真を持ち込んでもらうのはやりやすいんですよ。
イメージの内装に近いものに仕上げていくときに
「建物の構造」はこちらで自由に決められるのでですね。
例えば柱のスパン(間隔)などを調整して
なるべくお金のかからない設計にしていく事で
予算との帳尻合わせが可能なんですよね。
これが「設計士さんのつくった図面」となると
しっかりと平面図が仕上がった状態なので
構造の部分まではいじりづらいんですよね。
例えば図面に不用意に大きなLDKがあったりすると
柱なしで大スパン(間隔)を取らなきゃなかったりします。
そうすると柱の代わりに「梁」を強くして支える必要がありますから。
そこに普段よりも太い梁にしたりすると
柱を足すよりも高額になってしまったするんですよね。
そうなると構造的にコストパフォーマンスが
悪くなってしまったりします。
家の造りのコスパまで考えて設計してくれる設計士さんは
正直希少なんですよ。
そういうところまで考えてくれる設計士さんにあたれば
ラッキーだと思いますけどもね。
デザイン重視で考える設計士さんがほとんどじゃないでしょうか。
そうなると200万~300万といった設計料をお支払した上で
コスパの悪い家(決めつけてすいません笑)は
ちょっと勿体ないんじゃないのかなと。
個人的には感じちゃいますね。
ただ実際にそういうケースのご依頼が来たときは
「すいませんここに柱入れていいですか?」とか。
ある程度コストが下がるようなご提案はさせて頂きますけどもね。
これは「設計とはデザイン性だけではない」
と考えるからなんですけどもね。
「デザインを頑張らない」という意味じゃないですよ(笑)
デザインは大事ですがそれだけではないという意味です。
使い勝手、コストパフォーマンス、
そしてなにより「あったかさ」がありきかなと。
ずっと住み続けるからこそ総合的に考える思考にシフトチェンジすると
判断も柔軟にできるんじゃないかな~と感じますね。