こんにちは昌博です。
盛南地区は今日は晴れ。日中はあったかいですが朝晩はかなり冷え込んできましたね~。
この時期になってくると乾燥のお悩みと同時に
結露のお悩みが出てきますね。
「なんで室内は乾燥してるのに窓はビッショリなんでしょうね?」
そんなご質問を受ける機会がとても多い季節となりました(笑)
ザックリご説明すると・・・
いや、ザックリの説明は難しいですね(笑)
湿気、というか「空気中の水分」と表現したらいいでしょうか。
冬はこの「空気中の水分」が極端に少ないんですよね。
なぜなら「気温が低い」からなんですよ。
・・・わかりづらいですね(笑)
例えば外の空気が3℃だったとして、
その中の湿度が60%だったとします。
この温度を室内で暖めて、例えば20℃にしたとすると・・・
空気中の湿度は20%になっちゃうんですよ(!)
これはなぜかというとですね~
空気温度が上がると
「その中に保てる水分のキャパも増える」
からなんですね。
3℃内では水分量60%だったのに
20℃からしてみたら「20%程度でしかない」という感じなので、
「まだまだキャパありますよ~」という感じです。
わかりづらいですかね(笑)
問題は湿度20%はもはやカラカラですよね。
冬場の室内で起きてる乾燥は
このメカニズムが原因なんですよ。
これが逆にですね、
外の温度が20℃で湿度が60%だった場合に
冷やして3℃にしたらもう湿度が100%超えちゃって
水になっちゃうんですね。
要するに「キャパオーバー」という状態です。
う~ん言葉にするとややこしいですけども(笑)
窓際での結露はこれが原因です。
室内の空気の水分が冷たい窓に触れて
水になっちゃうんですね。
要するに「温度が高ければたくさん水分を持つ」ことができて
「温度が低いとちょっとしか水分を持てない」という事ですね。
「持てない」っていう表現も変ですが。
なのでですね、もし外が氷点下だった場合は
「ほとんど空気中に水分を持てない状態」という事になります。
もしそんな空気を温めたら・・・
そうですね。
あっという間に空気中の水分は無くなって
「乾燥状態」になってしまう訳です。
これを防ぐには~・・・
という事ですが。
なるべく室内で「洗濯物や植栽、加湿器などで湿気を増やす」のが有効ですね。
当社では換気は第3種換気という排気のみを機械で行う
換気システムを推奨してるワケですが。
その理由のひとつとして
「換気ダイヤル」というもので
「空気の排気量を自分で決めれる」
というメリットもあります。
冬場の乾燥時期にはなるべく排気量を絞って
室内の湿度管理を行うのがベストなのかな~と思います。
ここら辺は住みながらご自身のベストの状態を
探っていただければと思いますね。