こんにちは昌博です。
盛南地区は今日は雨、かなり寒い朝でしたね~。
「合板フローリングは体に悪いみたいなので無垢材を使いたいです」
というご意見を以前いただいたんですけどもね。
「無垢材と使いたい」というご要望には
「ぜひぜひ♪」という感じでして(笑)
うちも自然素材をウリにしてますので。
それこそいろんな無垢材がありますから
お好みのものをご提案させて頂いております。
ただですね
「合板フローリングは体に悪いから」
という理由でしたらちょっと誤解があるなと。
実際のところ全然体に悪くないんですよ。
合板フローリングは。
基本的には家に使う材料は今はもう
「健康被害」に繋がる建材は使えなくなってるんですね。
一時期「シックハウス」というのがすごい問題になったんですよ。
家の建材から「ホルムアルデヒド」等の有害物質が出て
健康被害が続出したんですね。
「これはいかん」という事で国の方で
2003年に建築基準法が改正されました。
なので家の建材に関しては「シックハウス対策」が
厳しく見られるようになりまして、「身体に悪い建材」は
もう使うのはムリになったんですよね。
この流れを知っておかないとですね、
「あれはダメ、これもダメ」みたいな。
特に健康に関してはですね
すごい煽り文句をいうメーカーさんも多いので(笑)
変な思い込みを持ったまま家づくりをスタートすると縛りが多くて
大変ですので本質は見極めれるようにしておきましょう。
気をつけないといけないのは
「自然素材を使ったから我が家は大丈夫♪」という過信です。
実は家の建材は規制が厳しくなりましたが、
家具類の規制はまだまだなんです。
せっかく自然素材で有害物質がほぼゼロの家を建てても
家具を入れた瞬間に健康環境が崩れ去る・・・となったら
元も子もないですよね。
そもそもの話をしてしまえば
人間の二酸化炭素も有害物質なんですよ。
なので正直なところですね
室内の有害物質をゼロにするというのは
とても困難な話なんです。
ではどうすればいいか?といいますと。
けっきょくのところ大事なのは「換気」なんですよね。
いくら室内に有害物質を放つ物があったとしても
常に新鮮空気にしっかりと入れ替わっていれば問題ないワケです。
ただ問題が「空気がしっかりと入れ替わる家かどうか」
ここがすごく難しいところなんですよね。
法律では空気の出口と入口や気密性能まではチェックされません。
とくに空気の入り口と出口ですね。
規定どおりの個数ついていれば法律上クリアです。
ちゃんとどこから空気を入れるのがベストか?出すのがベストか?を
考える必要があるんですね。
その空気の流れを設計通りに流すためにも
余計な隙間をつくらないことがとても大事なんです。
そうなるとやっぱりですね
一番だいじなのは「これ」という事になるんですよね~。