こんにちは昌博です。
盛南地区は今日はくもり。台風が心配ですね~。
「あっとさんでは外壁は金属サイディングしか選べないんですか?」
というようなご質問を受けたんですけどもね。
「そんな事はないですよ~」と回答しましたが、
どうしても最初はご要望がなければ無難なラインで
ご提案するのでご了承いただければと思います(^_^;)
実際に今現在の「外壁における無難ライン」といえば
この鉄板系のいわゆる「金属サイディング」という商品になりますね。
よく「ガルバリウム鋼板」とも呼ばれたりもしますが
アルミが入ってるので錆びづらかったり丈夫だったりと
なにより施工が楽なんですよね。軽いし。
メンテナンス自体も楽ですし、最近は塗装技術も上がってるので見た目も
満足できるラインまでレベルアップしてきてるなと。
そういう面で「施工側」目線でいくと商品自体の扱いやすさから
まあまずクレームが起きづらいだろうという(笑)部分から金属サイディングを勧めがちです。
ただやはりオシャレ度をとるなら「金属系」ではなく
「窯業系」になってくるんですよねぇ(笑)
いわゆる「窯業系サイディング」と呼ばれるもので
セメントに繊維質を練り込んで作られた
重厚感のあるデザインが人気です。
一昔前には一般住宅の外壁はほぼすべて
この「窯業系サイディング」だった時期があります。
デザインがそれこそ木目調やらタイル調・レンガ調みたいな感じで
自由自在なのでデザイン重視ならやっぱり「窯業系」になりますね。
ただ施工がけっこうきついんですよ・・・(笑)
重量もかなり重いし欠けやすいので
施工に充分気をつけないと壊してしまいます。
いわゆる「大工さん泣かせ」みたいなところがありますね。
まあそれは施工側の問題なのでお客さんには
関係ないと言えば関係ないのですが(笑)
やはり一番気になるのはメンテナンスですね~。
正直盛岡での施工となると「凍害」はほぼ覚悟するしかないのかなと。
外壁の表面に雪や氷が張りついて水分が
ちょっとずつ表面に浸透していくんですね。
染み込んだ水分が凍結すると膨張するんですよ。
その膨張圧で外壁表面が
ボロボロになってしまうケースは多々あります。
これを防ぐためにはどうすればいいか?といいますと。
早い段階でクリア塗装を施して外壁の表面を
コーティングしてしまう事が大事になります。
クリア塗装で凍結の原因である水分を
遮断してしまう作戦ですね。
最近の窯業系サイディングはやっぱり進化していて、
防水加工がかなり施されてるんですけどもね。
それも永久ではないのでやはり塗装のタイミングはかなり重要です。
目安としては8年~10年ですね。
その後はメンテナンスを覚悟しておきましょう。
・・・なんか窯業系のデメリット部分が多く聞こえますよね(笑)
実際に実物を見てみてください。
採用したくなってきますから(笑)
そのぐらい見た目が良いので勢いで決めてしまう前に
よくよくデメリット面を把握しておきましょう、
というスタンスでこの記事を書いております。
なんでもそうですが決める前には熟孝が大事ですよ~。