こんにちは昌博です。
盛南地区は今日は晴天。ちょっとひんやりですが気持ちのいい天気ですね~。
気密性能・断熱性能を吟味すると不思議な現象が起きます。
それは「室温は低めなのに体感としてはぽかぽか」という
現象なんですけどもね。
お施主様の家に遊びに行くと驚いたことに
暖房設定温度は最低の10℃(!)という方もいまして。
それでも室内の温度計は20℃ぐらいで
体感としては全然寒くないから不思議なんですよね。
設定温度10℃は極端な例ですけども(笑)
けっこう19℃~20℃設定でかなり低めに
暖房してる方も少なくありません。
なぜこんな弱暖房設定でも寒くないのか?といいますと。
「壁・床・天井の温度が低くない」からなんですね。
暖房を弱運転でも24時間全館暖房してる状態なので
壁や床・天井が一定の温度を保ってるんですよ。
これが大きな秘訣なんですね。
本当にですね~「人体の不思議」を感じる
お話なんですけども。
人間の「体感センサー」は遠く離れた温度も
肌でキャッチするんですね。
例えば冷たい壁があったとしたら
触らなくても赤外線センサーで
温度を肌でキャッチするそうです。
暖房をつけて室内の空気の温度を上げても
どことなくヒンヤリ感じる原因がこれなんですね。
これを裏返していえば
「低温設定でも暖房を切らなければ
家じゅうぽかぽかはキープできる」
という事なんですね。
24時間全館暖房というと
凄く燃費がかかるイメージがあると思うんですけども。
実際はチョロチョロ運転で
「設定温度からちょっと冷えたら
弱火でちょっと温めて⇒
設定温度になったらまた消える」
を繰り返してるんですね。
「あったかさを浸透させる」なんて会社では言っていますが、
これが成立すると室内温度は低め設定でも問題なくなるので
住めば住むほど省エネ住宅になるワケですね~。