こんにちは昌博です。
盛南地区は今日は雨。本降りですね~。。
もうすぐお引渡しの物件の気密測定が終わりまして。
結果は0,26という事で(!)
いやはや・・・世界基準0,5をあっさり切ってましたよ。
そんな訳で大工さんの施工技術に感嘆していたところなのですが、
つい先日こんなご質問をうけました。
「断熱性能と気密性能どっちが大事なんですか?
あっとホームさんのホームページを見てたら気密性能推しのようですが・・・」
私も普段から気密気密うるさいですからね~(笑)
うちのホームページにどっぷり浸かると
「断熱より気密が大事かも・・・?」
なんて思われる方も少なくないのかなと。
結論から言うと「どちらも大事」という事になるんですけどもね。
・・・オーソドックスな回答ですいません。
大まかにご説明すると断熱性能と気密性能は「役割が違う」んですね。
断熱性能の役割は「外部の温度の遮断」です。
特に岩手の場合は冬場の氷点下の温度の空気を遮断して・・・
というか断熱材で和らげて室内に入れると表現したほうが良いかもしれませんね。
断熱力を高めるほど外部の温度を和らげて室内に入れられるので、
夏場は室内のほうがヒンヤリと感じて冬場は室内の方があたたかい・・・となるワケです。
では気密性能の役割は何か?といいますと。
「温めた空気・冷やした空気を逃がさない」のが主な役割なんですよ。
いくら家の空気を温めても(冷やしても)隙間だらけだと
そこから逃げていくんですね。
隙間がなければ省エネ住宅を実現できるので
少ない暖房エネルギーで24時間全館暖房が可能になります。
家の仕切りも極力なくすことも可能になるんですね。
加えていえば空調にも影響してきます。
隙間がなければ空気の流れのコントロールも可能になるんですね。
ということで・・・あれ?
なんとなく書いてたら気密性能のメリットが多くなってしまいましたが(笑)
結論としては「どちらも大事」というのは変わりません。
ただ一般的には「高断熱は資金力・高気密は施工力」と言われています。
気密性能を吟味するのは大工さんの施工技術ありきの話になるので
デリケートな話題になりがちなんですよね~。。。