こんにちは昌博です。
盛南地区は今日は晴れ。灼熱ですね(笑)
先日お客様からこんなご質問をいただきました。
「岩手で快適に暮らすにはUA値はいくらあるべきでしょうか?
家の数値を大々的に押し出す会社さんが多いのですが、
超高性能の家じゃないと快適住宅にはならないのでしょうか?」
ありがとうございます。
いやはや、最近の住宅会社選びの難しさといいますかですね。
数値で表現する会社さんが増えてきて
数値至上主義的なムードが広がってるんですよね。
かくいう我が社も気密性能の数値は大々的に掲げてる訳ですが(笑)
やっぱりそうなってくると「数値はいくつあるべき?」
という疑問がどうしても出てきますよね。
いちばんは根本的な「判断基準」を持つことが大事になってきます。
そこで大事なのはやはり「コストと性能のバランス」ですね。
性能至上主義になるとどうしてもトリプルサッシ、第一種熱交換換気、
このあたりの導入を検討していく方向になっていくんですよね。
その時に立ち返っていただきたいのは
「岩手の寒さのレベルはどうなのか?」
ということですね。
トリプルサッシや第一種熱交換換気を導入して
初期投資の費用を取り返せるレベルの寒さなのかどうか?
このあたりですね。
北海道レベルまで行くと断然初期投資のお金は
すぐ取り返せるんですけどもね。
「正直盛岡あたりは微妙よな~」
と先日太陽エネルギー研究家の先生はおっしゃってまして。
比較データを見せてもらってもやはり
「う~ん微妙ですね(笑)」という感じでして。
ランニングコストはたしかに第一種熱交換を導入したほうが
第三種換気の時より安いんです。
ただフィルター交換などのメンテナンス費用を総合的に見ると
「ちょぴっとお得・・・なのか?」
こういうレベルになってきます。
となると初期投資費用を取り返すのは何年後?
みたいな話になってくるんですよ。
・・・なんか話がマニアックな方向になってスイマセン(笑)
ようするにですね、
・断熱面、いわゆるUA値やQ値といった数値は高めようと思えば
お金をかければ高められる。
・ただしコスト回収するには寒さレベルの高い地域のほうが有利
・岩手でのUA値の最適数値は・・・それぞれの判断です。
(ちなみにあっとホームでは0.46~0.47ぐらい)
・快適性に直結するのは気密性能
(ここは数値を気にするべき)
これが私どもの見解です。