こんにちは昌博です。
盛南地区は今日は雨。
せっかくの桜が散ってしまってなんだかな~・・・という感じですね。
大工さん不足・・・といいますか、
大工さんの技術に頼らなくても
家が建つ時代になったといいますか・・・。
木材の加工技術がどんどん進み、
すでにカットされた材料が現場に届く時代になりまして。
昔は大工さんが全て手作業で「墨つけ・刻み」なんて言って
材料を寸分違わずカットする腕が問われた訳ですけどもね。
昨今の建築業界の効率重視主義で
建築棟数が多い大手ほど大工さんの工程の簡略化が
進んでいるんですよね。
材料はほぼ現場でカットの必要なし、
プラモデルのキットのように設計図通り
木材をはめ込めば出来上がる・・・。
まあ、よく言えば家の品質に優劣が出づらいので
家づくりというより「商品・製品の提供」という感じになりますかね。
あ、あんまりよく言ってるように聞こえないですが(笑)
「あっとホームの建物は難しいのでやりがいがある」と
大工さん達が言うのですが、
これはちょっとしたポリシーの部分でもある訳です。
家は既製品ではなく、
あくまで「家づくり」だと考えているんですね。
なので大工さんの手元に届く材料も
必要最小限しかカッティングされてません。
これは細部までカッティングされた部材の場合、
現場の感覚でどうしても生じる細かい「ズレ」や「ブレ」に
対応できない場合もあるからです。
気密住宅の場合、こういうズレは致命的になります。
⇒https://www.atto-home.jp/5minutes/kimitsu
正直、細かいところの調整は
大工さんの経験と感覚に頼る部分が大きいんですね。
手間暇がかかることはしょうがないことですが
今後、何十年も住まう家の住み心地を考えると、
やはりこういう部分は大切にしていきたいと思いますね~。