上の写真は、全て住宅に使う断熱材です。
いろんな種類の断熱材があり、そこから選んでいかなければなりません。
さて。どれを使えば快適な家が作れるでしょう?
一番手前の板の様な断熱材には「最高クラス」と書いてます。
その上にある赤っぽいモコモコした断熱材には「高性能」と書いてました。
…う~ん(笑)
…これじゃあ選びようがないと思います。
日本の住宅で「わからないからお任せします」とお客様が言ってしまいたくなるのは、こういう部分にもあると思います。
実は、断熱材には、断熱能力をランク分けするために、“R値”という数値を使います。“R値”の数字が大きければ断熱力が高く、数字が小さければ断熱力は低いです。
アメリカや北欧では、住み替えをする際に、自分の家を自分でリフォームし、家の性能を上げて、他の人に高く売るのだそうです。その為にホームセンター等で、自分で断熱材を選んで買ってくるのだそうです。
海外のホームセンターでは、これらの断熱材は「最高クラス」や「高性能」といった曖昧な表現をせずに、“R値”という数値をしっかり表示し、わかりやすくランク分けしているそうです。
ランク分けされれば、どれを選べばいいか分かりやすいと思います。
納得のいく良い家を建てる為に、“R値”というのは抑えておきたいポイントですね。