ビニールクロスはカビやすい？の真実

こんにちは昌博です。

 

盛南地区は今日は晴れ。どんどん冬に近づいてる感じがしますね。

「ビニールクロスは通気性が悪いのでカビが生えやすい」

「メンテナンスコストも考えると耐久性が高い漆喰や塗り壁にした方が

長い目で見てコストパフォーマンスが良い」

最近はこういうご意見もけっこうあるようでして。

 

たしかに漆喰や珪藻土といったですね、

いわゆる「塗り壁タイプ」の内装は耐久性も高いですし。

 

なにより「調湿効果」や「消臭効果」があったりと。

 

見た目のゴージャス感＋αの機能面が嬉しいのが特徴なんですよね。

 

かといってビニールクロスが性能が悪いのか？と言われるとそんな事はないかなと。

 

「ビニールクロスの通気性が悪いためカビが生える」という問題は

そもそも「ビニールクロスのせい」ではなく「家の躯体に問題あり」と考えた方が良いです。

 

家の換気に問題があるか断熱に問題があると湿気や結露が発生します。

⇒気密・断熱・計画換気

 

この家づくりの基本を押さえておけばクロスにカビが生える事はないんですね。

 

続いてコストパフォーマンス的にどうかといいますと。

 

私個人の意見としてはメンテナンスコストも含めですね、

やはり「ビニールクロス」に軍配が上がるかなと。

 

これはなぜかと言いますと。

 

塗り壁タイプの壁は「左官代」いわゆる手間賃が結構しますので、

それが加算されるとですね。

 

一般的な壁紙クロスの費用と比べますと、

施工代をプラスしても「約5倍ほどの差」があります。

 

なかなかこの5倍の費用差額を埋めるとなると、

クロスを5回貼り直す必要がありまして・・・汗

 

「メンテナンスコストがいらないからコスパが良い」とは正直言えないのが現実です。

 

なのでですね、あくまで漆喰や塗り壁は

「内装をすこしグレードアップしたい！」という目的で

お金をかけると決めて採用したほうが満足度は高いと思います。

 

家の全部を塗り壁で仕上げるとなるとですね、

あっという間に100万レベルでコストアップしていきます。

 

そう考えるとビニールクロスを基本にしつつ、

予算に余裕があれば一部塗り壁にする・・・

という考え方のほうが良いんではないかなと。

 

いろんな情報が日々アップグレードされて発信されているので

どれをどう収集すればいいか悩むところだと思いますが。

 

あくまで「家づくりの基本」を押さえておけば迷いも少なくなりますのでですね。

 

またどうしても分からない時は気軽にお問合せいただければ！と思います～