こんにちは昌博です。
盛南地区は今日は雨。もう一気に寒くなりましたね~。
いやはや、「長期優良住宅にすると補助金や税制的にメリットが大きい」という情報がかなり出回ってまして。
たしかにメリットも多いのは確かなんですけども、
それ相応にデメリットもありますのでですね。
今回は世間の情報を鵜呑みにして結果的に「なんか損した・・・」とならないように、
「長期優良住宅のメリットデメリット」を解説させて頂きますね。
そもそも長期優良住宅とは何ぞや?というお話ですが。
一戸建てにおいて国のほうでですね、
日本特有の「建てては壊す」という状況を改善するために。
「しっかり良い建物を建ててメンテナンスしながら長く住みましょう」
的な意味合いで出来た制度なんです。
ですので、もしこの「長期優良住宅」にしたらいろいろ優遇しますよ~という事で。
メリットとして
・ローン控除の限度額が年間40万円⇒50万円に拡張
・保存登記等の税率優遇
・固定資産税の優遇(一戸建て3年⇒5年)
他には火災保険も優遇されたりもします。
長期優良住宅は100万単位で補助もあったりしますので
ぱっと見たときのメリットが大きいのが特徴なんですけどもね。
デメリットとして
・躯体費用の増額
・申請費用の上乗せ
・10年に一回30年間のメンテ費用
けっきょく「良い物を建てるとお金がかかる」という事でして。
躯体費用の増額は少額だったら問題ないのですが、
例えば3000万円の家を建てるとすると3500万円ぐらいに跳ね上がったりもします汗
今の物価高を考えるとメリットと比べてデメリットが痛いかなと。
ただですね、もし「一生住まない」と考えると視点は変わります。
といいますのも「長期優良住宅」というお墨付きがついた住宅は
「売却時に価値が高い」んです。
基本的に長期優良住宅の物件は普通の住宅と比べ
ローンで買った場合金利が安くなったりします。
要するに買う側のメリットが大きいんですね。
そういう「資産運用」の目線で考えると長期優良住宅という選択肢はありかもしれません。
逆に「別に売る予定もないし一生住むつもりで建てます」という場合はですね。
わざわざコストをかけて長期優良の認定を取らなくても住宅性能を上げる方法はいくらでもありますので。
そこは気兼ねなくご相談いただければと思います。
ということで。
やっぱり「コストパフォーマンス」を考えながら
「どれがベストな選択か」はじっくりとご検討いただければと思います~。